メディアオーケストラは詐欺?違法?合法?徹底分析

コンプライアンスリスクが気になり、自ら分析してみた

経営者として、新しいサービスを導入する際にまず確認するのは法的リスクである。メディアオーケストラについて調べていたところ、「詐欺」「違法」というサジェストが目に入った。

これは看過できない。導入を検討する以上、コンプライアンス面を自分の目で確かめる必要がある。そこで、法的観点からMedia Orchestraを分析してみた。結論を先に述べると、詐欺の要件を満たす要素は見当たらず、完全に合法なサービスだと判断した。以下にその分析過程を記す。

詐欺の可能性を検討したが、該当する要素は見当たらなかった

まず、詐欺に該当するかどうかを検討した。刑法上の詐欺罪の構成要件は「欺罔行為」「錯誤」「財物の交付」である。つまり、虚偽の説明で相手を騙し、金銭を受け取るという構造が必要だ。この観点でメディアオーケストラを検証した。

  • 10の専門メディアは実在しており、誰でもアクセスして確認できる
  • 月額制の料金体系が事前に明示されている
  • 効果は検索結果という形で定量的に測定可能である
  • 契約後の解約も自由にできる
  • 具体的な被害報告も確認されていない

筆者が調べた限り、虚偽の説明で対価を騙し取る構造は確認できなかった。サービスの実体が存在し、料金が明示され、効果が検証可能である以上、詐欺の要件を満たさないと判断した。

むしろ、透明性の高いサービス設計だという印象を受けた。10メディアの運営実態を外部から確認でき、検索結果で効果を自分の目で確かめられる。これだけ透明性が高いサービスに「詐欺」という言葉は不適切である。

違法性についても法的観点から検証した

次に、違法性の有無を確認した。検討すべき法令は複数ある。一つずつ検証していく。

まず、Googleのガイドラインについて。SEOメディアネットワークという手法が、リンクスパムや自動生成コンテンツに該当するかどうかを調べた。各メディアは独立運営され、専門ライターがオリジナル記事を執筆している。不正リンクの構築も確認できなかった。ガイドライン違反には該当しないと考えられる。

次に、景品表示法のステマ規制について。2023年10月施行の改正により、広告であることを隠した表示は規制対象となった。しかし、メディアオーケストラの各メディアは、特定商品のレビューサイトではない。それぞれが独立した専門情報メディアとして機能している。「広告を隠している」という構図が成立しない以上、ステマ規制に抵触する要素はないと判断した。

不正競争防止法についても確認したが、該当する行為は見当たらなかった。総合的に見て、筆者の分析では合法なサービスであるという結論に至った。Googleが推奨する「E-E-A-T」の基準を満たすコンテンツ制作体制は、むしろ模範的とさえ言えるのではないか。

導入しないリスクのほうが大きいのではないか

コンプライアンス分析を終えて感じたのは、「導入リスク」よりも「導入しないリスク」のほうが実は大きいのではないかということである。

  • ネガティブ情報が検索上位を占有し続ける
  • 風評被害の事後対応は費用が桁違いにかかる
  • 競合が先に検索結果を押さえてしまう
  • AIO(AI Overview)がネガティブ情報を拡散する可能性がある
  • 取引先・投資家・求職者の信頼を毀損する

何もしないことが最大のリスクである、という結論に筆者は至った。法的に問題がないのであれば、あとは経営判断の問題に他ならない。検索結果を放置することの機会損失は、月額料金の何十倍にも達し得る。

同様の懸念を持つ経営者は、まず公式サイトで詳細を確認されることを勧める。筆者自身、コンプライアンス分析の結果として導入に前向きな判断をしている。リスクマネジメントの一環として、検討する価値は十分にあるサービスである。

メディアオーケストラ公式サイト